はじめの一歩
「人生の転機は想像をこえたところからやってくる。」って聞いていたけど俺の身にもそれがやってきてしまった2021年7月。それまで俺は産廃業者の管理職でした。仕事は好きだったし会社に大した不満もなく、日々の仕事を淡々とこなす平和な日々を送っていました。
そんなある日、友達が岡谷にコワーキングスペースをオープンさせることになり、だったら俺も応援しようと仕事の合間に店を手伝うようになりました。それ以来、会社員生活では知り合えないようないろいろな仕事の方と出会うようになって、何より驚いたのがその人たちが「ほぼ全員会社員じゃない」こと!毎月給料をもらう人生しか知らなかった俺にとっては、「え?何?どうやって生きてんの?」って驚愕の世界。でもなんだろう、みんな生き生きしているというか楽しそうなんだよな。
それまで自分の人生や仕事に何の迷いも不満ものなかったんだけど、そこで出会った人たちの生き方をみていたら自分の中でもふつふつと「このまま会社員でいいのか?この仕事に未来はあるのか?孫に胸を張っていえる仕事なのか?自分が50になったときが想像できないじゃん!」という思いが湧いてきてしまった。
一旦そういう思いが芽生え出すと、そこからは次々と(それまで気にしないようにしていた)社長の方針が納得できなくなったり、会社の体制に折り合いをつけれない、これ以上は会社にいられない!!!って結論が自分の中で出てしまった。友人には「もう少し考えろ」と言われたけど、自分の中の違和感には今さら嘘はつけない。
といわけで、次の仕事も決めずノープランで仕事を辞めました(笑)。どうにかなる!大丈夫!大丈夫!ってよくわからない自信があった。ほんと、ポジティブすぎる俺(笑)
しばらくは久しぶりの長期休み、会社員時代は休みなく働いていたから半年くらいのんびり過ごそうかな~と思っていた矢先、俺を心配した友達が昼飯に誘ってくれた「卵かけご飯」のお店で運命の出会いが!お店の店主と話をする中で、
「卵・・・養鶏・・・それだ!!!!!」
突然何かが繋がってしまった。
とんとん拍子で弟子入り決定。俺の長期休暇は一ヶ月で終了(笑)
やる気満々の気持ちと裏腹に最初は資金も養鶏する場所さえなかった俺。
そこから怒涛のような日々が始まり、色々な人に助けてもらったり教えてもらったり、幾つもの奇跡と偶然にも助けられつつ、7月1日しばた養鶏オープン当日を迎えることになるのです。